【箱根と三島】
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川…」この歌が示すように箱根は大井川と並ぶ東海道の2大難所でした。 箱根八里といわれたこの街道のうち、三島市に属する部分は箱根峠から西側です。この峠は伊豆と相模の国境であり、峠の小田原側を東坂、三島側を西坂といいました。
江戸時代の面影を残す旧東海道西坂みち
【箱根の農業】
大根干し作業に追われる農家のおじさん
 箱根の畑は斜面を切り開いて作られ、約55ha広がっています。火山灰土が積もってできた土地で、土が深く雨が降っても固まらないので「にんじん」や「だいこん」「じゃがいも」などの「根もの」といわれる作物に適しています。昔からこれら「根もの」はおいしいことで有名で、東京や関西方面にまで出荷していました。
【箱根だいこん】
大人気!!だいこん祭りでのたくわん漬け体験
 三島において古くから栽培されていた「だいこん」ですが、昭和の初めころ、平井源太郎が「農兵節」とともに箱根のだいこんを大々的に世に売り出しました。今では、静岡県下でも有数のだいこんの産地になっています。特に箱根西麓は、火山灰土が積もってできた土地で、根を深くはるだいこんの栽培に適した土地であるために、おいしいだいこんができることで有名です。
 "箱根たくわん"
 たくわんに加工されたこのだいこんは、戦前、保存食であり副食でもありました。
戦中は軍の保存食用として満州国駐在の関東軍司令部に納入し、生産面積も増えました。特に軍隊用には重視されていたので、1本あたり2〜4キロの大型だいこんを干す光景は三島の冬の風物詩として有名でした。
 戦後、関西市場への出荷が始まり、最盛期には1シーズン3,000〜4,000樽にもなりました。昭和33年には全国漬物品評会にて農林水産大臣賞を受賞しました。
 しかし、昭和50年代に入り食の洋風化が進み、生産量、消費量ともに減少しました。現在では、農家の自家用分と近隣観光旅館への納品分を残すのみとなりました。  そこで考えだされたのが「箱根だいこん祭り」。
このイベントには箱根たくわんの復活と、地元生産者で結成されている「のらみちの会」及び観光関係者の様々な思いが込められています。
【三島馬鈴薯】
 箱根西麓のジャガイモは、全国の有名ホテルや料理店で使われていることからも品質の高さが認められています。箱根西麓で本格的なジャガイモの生産が始まったのは昭和20年頃からです。
この地域は排水がよく、土質が軟らかな火山灰土に覆われていて、傾斜地で作土が深いために根もの類に向いています。そして、土壌の性質がよく「メークイン」によく合っているために、高品質なジャガイモが生産できます。この地域のジャガイモは形がよく肌がきれいでおいしいと有名で、県内はもちろん、東京・名古屋・京都・大阪などにも出荷され、特に関西方面の注文が多いようです。 平成14年7月に「のらみちの会」の皆さんとともに初めて「三島馬鈴薯祭り」を開催。
ジャガイモの掘り取り体験、食体験などで三島馬鈴薯を地元市民にPRしました。
静岡県三島市一番町17-1 TEL.055-971-5000 FAX.055-971-8882
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