三島と郡上を
比べてみよう!
同じ「水のまち」「古今伝授」という共通点を持ちながら、 三島市と郡上市は、それぞれ異なる自然環境や歴史の中で文化を育んできました。
この対決コンテンツでは、両市を並べて紹介することで、特徴や価値観の違いを分かりやすく伝えていきます。比べ違いを知ることを通して、二つのまちへの理解を深め、それぞれの魅力や背景に思いを巡らせてみてください。
水 対決
三島市と郡上市はいずれも水に恵まれたまちですが、その水の生まれ方や人との関わり方は大きく異なります。三島では、富士山の伏流水が市内各所に湧き出し、源兵衛川をはじめとする水辺空間が街なかに広がっています。水は景観の一部であると同時に、暮らしのすぐそばにある存在として、日常的に親しまれてきました。
一方、郡上では、山々から流れ出る清流が町を巡り、水を汚さないための工夫や生活ルールが大切に受け継がれてきました。水は常に流れ続けるものであり、守りながら使う対象として意識されています。
このように、水が「湧き出る三島」と「流れ続ける郡上」では、水との向き合い方そのものが異なり、その違いが町の風景や暮らし、文化のかたちとして今も表れています。
うなぎ 対決
三島市と郡上市では、どちらもうなぎが親しまれていますが、水環境に加え、調理方法の違いが味わいの個性を形づくっています。三島は関東に近い地域で、うなぎを背開きにし、一度白焼きしてから蒸し、タレをつけて焼く関東風が主流です。富士山の伏流水でうなぎをさらすことで、臭みを抑え、ふっくらとやわらかな食感に仕上がります。
一方、郡上は関西文化圏に近く、腹開きにして蒸さずに焼き上げる関西風が基本です。清流に育まれた川魚文化の中で、香ばしさや歯ごたえを楽しむ食べ方が受け継がれてきました。
同じうなぎ料理でありながら、水の質や焼き方の違いが、味や食感、食文化の背景に表れています。
長いもの 対決
三島市と郡上市には、それぞれ「長さ」を象徴する存在があります。三島を代表する三島スカイウォークは、全長400メートルの歩行者専用吊橋として誕生し、開業当初は日本最長として注目を集めました。その後、大阪府に誕生したGODA BRIDGEに記録を譲り、現在は日本第2位となっていますが、箱根西麓の自然と富士山を望む眺望、橋の上を歩いて渡る体験は、今も三島を代表する観光資源のひとつです。
一方、郡上を象徴する郡上おどりは、毎年夏に約2か月以上にわたって開催される、日本でも屈指の長い期間続く祭りです。踊りの輪に誰でも加われる形式や、徹夜で踊り明かす日が設けられている点は、時間そのものを共有する文化として受け継がれてきました。
景色 対決
三島市と郡上市の景色は、その楽しみ方に大きな違いがあります。三島では、三島スカイウォークをはじめ、高い場所から富士山や駿河湾、箱根の山並みを見渡す景色が特徴です。視界が一気に開け、自然の大きさや地形の広がりを体感できる点が、三島ならではの魅力といえます。
一方、郡上の景色は、城下町の路地や川沿い、水路のそばなど、町の中に入り込むことで見えてくるものが中心です。清流の音や人の気配を感じながら歩くことで、風景が日常の延長として立ち上がってきます。