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鎌倉殿ゆかりのスポット

鎌倉殿ゆかりのスポット

三島市内には、源頼朝・北条政子ゆかりの史跡や、貴重な品が点在しています。
「鎌倉殿」にスポットが当たるこの機会に、三島市内の「鎌倉殿」関連の旅行商品・土産物・ゆかりのスポットを、まとめて紹介します。

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鎌倉殿ゆかりのスポット
門前町の土産
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三島市内

三嶋大社(みしまたいしゃ)

三嶋大社

伊豆国一宮であり、流人時代の頼朝が百日祈願に通ったと伝わる。蛭ヶ島(伊豆の国市)から三嶋大社の間にはこの祈願途上での逸話が数多く残されており、境内にも多くの頼朝ゆかりの場所がある。

鳥居をくぐってすぐ、参道右側にある石で囲われた松は、頼朝の百日祈願の際従っていた安達藤九郎盛長が警護していた跡と伝わる。頼朝の寄進により放生会が行われたという神池を過ぎ、総門をくぐった社務所前の地面には石が埋められている。頼朝が参詣の折、背後に現れた怪物を切りつけると刀傷を負った牛のような石が残っていた、という伝説を持つ牛石である。参道右側、神馬舎手前には頼朝・政子の腰掛石と呼ばれる二つの石が並んでいる。

腰掛石と松

頼朝は鎌倉に居を構えてからも三嶋大社に参詣しているほか、奉幣使の派遣や娘の病気平癒を祈願した神馬奉納、社領寄進を行うなど当社への崇敬は篤かった。境内に併設の宝物館では頼朝の下文や政子奉納の梅蒔絵手箱(複製)などゆかりの品々を展示している。

社殿の造営も頼朝在世中から鎌倉時代を通じて盛んに行われた。鎌倉時代後期に描かれた「一遍上人絵伝」には街道に面して建つ鳥居、神池、楼門、本殿など現在の境内に近い壮麗な様子が窺える。

8月に行われる例祭では現在、頼朝が奉納したことに由来する流鏑馬神事のほか、頼朝公旗挙げ行列の出陣式が行われている。

Information
Webサイト
http://www.mishimataisha.or.jp/
所在地
三島市大宮町2丁目1-5 Map
アクセス
東海道線三島駅・伊豆箱根鉄道三島田町駅から徒歩約7分
駐車場
有(有料、閉鎖期間有)
宝物館
9:00~16:00
大人500円、高校・大学生400円、小中学生300円、臨時休館あり。
問合せ
055-975-0566(宝物館)

間眠神社(まどろみじんじゃ)

間眠神社

三嶋大社参道である下田街 道を南へ下って西側、大注連縄が目を引く間眠神社は、頼朝が百日祈願の際境内の松の下でまどろんだという伝説がある。現在は六代目の間眠の松が植えられており、松のそばの大石は頼朝が休んだと言い伝えられているもの。間眠の松のそばにあった小堂は後に三島市鶴喰に移され周福寺になったとされる。

Information
所在地
三島市東本町2丁目11-35 Map
アクセス
伊豆箱根鉄道三島二日町駅から徒歩10分

周福寺(しゅうふくじ)

周福寺

もとは頼朝が三嶋大社参詣の折いつも休んでいたという、稲荷社(現在の間眠神社)前の小堂で、建久元年(1190)頼朝がこの地に移して寺とし、薬師如来及び両脇侍を安置して寺号を宝鼎山周福寺と名付けたという。寺伝には、ある夜頼朝が稲荷社前の小堂で休んでいると吉夢を見たので、堂の傍らに松を植えたという、間眠の松についての異説が伝えられている

Information
所在地
三島市鶴喰62 Map
アクセス
伊豆箱根鉄道三島二日町駅から徒歩約7分、バス停藤代公園から徒歩約2分

妻塚観音堂(さいづかかんのんどう)

妻塚観音堂

頼朝が三嶋大社へ百日祈願に通っていたある夜、頼朝を付け狙う男があった。男が頼朝と思って切り殺したのは実は自分の妻で、この妻を祀ったのが妻塚とされる。この男は相模の豪族大庭景親と伝わることが多いが、現在の三島市多呂、北沢付近を領有していた大場兼近であるとも言われる。境内には妻塚の碑と石に刻まれた由来記がある。

Information
所在地
三島市東本町1丁目13-28 Map
アクセス
伊豆箱根鉄三島田町駅から徒歩約7分

手無地蔵堂(てなしじぞうどう)

手無地蔵堂

下田街道沿いにあり、頼朝が三嶋大社へ百日祈願に通っていた時、このあたりを通ると後をつけてくる美女がいた。ある日話しかけてきたため、うるさく思った頼朝が美女の片腕を切り落としたところ、手の無い地蔵になった、という伝説がある。地蔵像は秘仏とされ開帳は60年ごとに限られるが、7月の祭日に模像を拝すことができる。

Information
所在地
三島市中84 Map
アクセス
伊豆箱根鉄道三島二日町駅より徒歩約12分(中区公民館に隣接)

宗徳院(そうとくいん)

宗徳院

頼朝が三嶋大社へ百日祈願に通う折この寺の地蔵菩薩にも祈願したと伝わる。門前の橋は頼朝の乗った馬が跪いてついたといわれる窪みがあったと言われるが、橋の架け替えや河川改修を経て今は残っておらず、駒爪の橋の名前だけが残る。橋を渡ると頼朝が足痛の祈願をしたという祠があり、寺には年代不詳ではあるが頼朝像が安置されている。

Information
所在地
三島市松本414 Map
アクセス
伊豆箱根鉄道三島二日町駅から徒歩約23分、バス停宗徳院戸田入口 ・戸田から徒歩約3分

法華寺(ほっけじ)

法華寺

白鳳時代の大寺、大興寺が代用国分尼寺となって法華寺と寺号を改めたという由来を持つ寺。境内の墓地には頼朝が旗揚げの成功を祈念して心経を写経して奉納したと伝わる経塚があり、その上に地蔵尊を安置している。本堂前には頼朝の腰掛石があり、頼朝が衣をかけたという松もあったが、約30年前に枯れ現在は残っていない。

Information
所在地
三島市東本町1丁目-15-48 Map
アクセス
伊豆箱根鉄道三島田町駅から徒歩約5分

右内神社(うないじんじゃ)

右内神社

三嶋大社の守護神として、大社へ向かう下田街道の左右に左内神社とともに鎮座していた。頼朝が百日祈願の際たびたび立ち寄り参詣していたが、境内に手洗い水がないためなぎなたで参道傍らの地面を二、三度突いたところ水が湧き出したという伝説がある。境内には「頼朝公手洗水址」の碑と伝説を書いた看板が建てられている。

Information
所在地
三島市梅名152 Map
アクセス
伊豆箱根鉄道大場駅より徒歩約13分

願成寺(がんじょうじ)

願成寺

源頼朝の百日祈願の時に宿所となり、平家打倒の願いが成就した後に寺号を賜ったという寺伝を持つ。江戸時代、三嶋大社宮司矢田部家の帰依を受け、現在も社家一族の先祖供養を行っている。

参道の両脇には山門の代わりに植えられたとも言われる樹齢300年以上の一対のクスノキが繁り、市の天然記念物に指定されている。

Information
所在地
三島市川原ケ谷18 Map
アクセス
三島駅より車で約5分

心経寺(しんきょうじ)

心経寺

創建年代等は不詳だが、法相宗の寺であったものを頼朝の命によって真言宗に改め、寺号も神鏡寺と称するようになったと伝わる。応永22年(1415)に臨済宗に改宗し、寺号も心経寺に改め現在に至る。永禄12年(1569)の北条氏と武田氏の戦いの際には北条氏の本陣が置かれた。門前の道は三島八小路のひとつである上小路。

Information
所在地
三島市大宮町1丁目8-15 Map
アクセス
東海道線三島駅から徒歩約10分

市外の神社

伊豆山神社(いずさんじんじゃ)

伊豆山神社

熱海市伊豆山に鎮座する古社で、社伝によれば海に現れた円鏡を祀ったことに始まり、のち走湯(温泉)が湧いて衆生を救ったという。古来伊豆大権現、走湯大権現等と称された山岳信仰の霊場。

『吾妻鏡』には、伊東祐親に命を狙われた頼朝が同社に逃げて助かったことや、挙兵直後に政子が伊豆山の文陽坊覚淵のもとに身を寄せたことが記載されている。頼朝は幕府を開いた後も同社を篤く崇敬し、社領の寄進、社殿造営を行ったほか当社と箱根神社への二所詣、三嶋大社を加えた三所詣に自ら参詣し、二所詣は歴代将軍の恒例となった。

同社には政子が頼朝の一周忌に自髪で刺繍したと伝わる法華曼荼羅があり、複製品を伊豆山郷土資料館内で見ることができる。境内には頼朝と政子の腰掛石のほか、樹齢千数百年のナギの木があり、縁結びのお守りとされる。

Information
所在地
熱海市伊豆山上野地708-1 Map
アクセス
東海道線熱海駅からバスで約7分バス停伊豆山神社前下車すぐ

対面石八幡神社(たいめんせきはちまんじんじゃ)

八幡神社の対面石

富士川の合戦後、黄瀬川東岸に宿を置いた頼朝のもとに、生き別れであった弟義経がはせ参じて再会した場所と伝わる神社。境内に対面石があるほか、頼朝を祀った白旗神社が鎮座している。

当時の黄瀬川は伊豆と駿河の国境でこの地は交通の要衝であった。『曽我物語』では頼朝と政子が黄瀬川の宿所で再会する場面が描かれている。

Information
所在地
駿東郡清水町八幡39 Map
アクセス
東海道線沼津駅からバス約15分、バス停対面石入口下車すぐ

箱根神社(はこねじんじゃ)

箱根神社

関東総鎮守箱根権現として古くから親しまれ、開運厄除・心願成就・勝運守護・交通(道中)安全・縁結びに御神徳の高い神様として信仰を集める神社。

『吾妻鏡』には石橋山の戦いで敗れた源頼朝を当社の権現別当行実が助けたとの記事があり、以降、源頼朝・鎌倉幕府の篤い崇敬と保護を受け、関東の武家の崇敬を受けるようになった。

Information
所在地
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1 Map
アクセス
箱根湯本駅から箱根登山バス(HまたはK路線)約30分「箱根神社入口」バス停下車、徒歩約15分
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この記事を書いた人

三島市観光Web編集部

三島市観光協会の事務局スタッフ。三島市のみどころや魅力を日々発信しています。